(くもり)誇り高き鍵っ子たちへ

Δじゃ。

 

「子どもの日」が近いが、老人のわしには縁遠い話じゃ。孫もおらんしな。

 

鍵っ子という言葉は、いまでもときどき耳にするじゃろう。

「おまえ鍵っ子だなー」などといえば、それは「あなたは気高い存在ですね」

という意味になる。むりに英訳すれば、"鍵っ子 = noble and gentle man"

といったところじゃろうか。

 

ところで最近の若者は、鍵っ子というのがどこから来た言葉なのかしらんじゃろう。

 

鍵っ子は、もとは両親が共働きで常に自分が家の鍵をもっている子どものことを

指しておった。ところがkeyというゲームのレーベルが有名になってからは、

key作品の愛好家のことを指すようになったのじゃ。

 

わしは後者の用法での鍵っ子じゃ。おそらく最初で最後の世代のな。

 

 そうじゃそうじゃ。昔つくったCDにも、『AIR』のタイトル画面のオマージュみたいな

ものがある。こういう画像じゃ。

 

2.jpg

 

このような絵を、CDのレーベル面に印刷したのじゃ。

己が誇り高き鍵っ子であることを証明するためにな。

 

そのCDのタイトルは、たしか『ぼくはツヨシを待っている。全裸で。』じゃった。

 

案外、覚えてるもんじゃのう。